結婚した夫婦の3組中1組が離婚しているという事実。
子供がいてまだ年齢も小さいとなると、育てていくためのお金が心配になります。
日本ではほとんどが母親が引き取り育てていると思いますが、なんと7割もの人が養育費を貰っていないのです。
- 一体なぜほとんどの人が養育費を貰っていないのか。
- 養育費を貰うための公正証書とは?
- 公正証書も100%の力はない?
今回はシングルマザーにとって超大切な「養育費についてしっかりとご紹介していきたいと思います( ^ω^ )
シングルマザーで養育費なしが8割!
そもそも養育費とは?
養育費って何?と聞かれて詳しく説明できますか?
子どもを監護・教育するために必要な費用のこと。
一般的にいえば、未成熟子(経済的・社会的に自立していない子)が自立するまで要する費用で、生活に必要な経費、教育費、医療費などを指します。
子供を大きくするにはお金がかかります。
成長も早いので服はすぐに着れなくなるし、学校に行けば必要な道具も買わなくてはいけません。
進学するために必要な入学金も貯めておかなければいけませんし、とにかくお金がかかります。
夫婦は離婚した後も協力して子供を育てる義務があります。
どちらかが育ての親となり、もう片方は代わりに養育費を払い、育てる援助をするわけですね。
離婚したとしても子供の親には変わりありません。
しかしこの養育費を払わない人が8割もいる事実。
なぜ養育費を払わないのか?
自分の子供のための養育費なのになぜ払わない父親が多いのでしょうか?
調べてみるとネット上では、
- 養育費の踏み倒し方
- 養育費払いたくない
などの検索ワードが出てきました。
養育費を払いたくない理由は、
逃げたいから
でしょう。
子供がいるのに母親に押し付けて自分は何もなかったかのように逃げる。
こんな父親いらないのも頷ける。
また、自ら養育費なしにする母親も多いようです。
母親が養育費なしにする理由とは?
自ら養育費なしにする理由は、
元旦那と関わりたくないから
のようです。
すごく気持ち分かる(笑)
離婚する理由は人それぞれ色々ですが、子供を会わせたくない人は多いようです。
それで面会なしにする代わりに養育費なしにするんだとか。
他にも養育費を貰っていない理由として、
勢いで離婚して何も決めなかったから
という人もいます。
しかし現実はとてもお金はかかるし楽ではありません。
養育費の取り決めをしっかりしなかった事を後悔している人も大勢います。
離婚前にしっかり決めておくことが大事ですね。
養育費を貰うために必要な公正証書って?
公正証書を作成しよう!
公正証書の名前を聞いたことある方はいるかもしれませんね。
当事者や関係人の嘱託により、法律行為や私法上の権利に関する事実について、公証人により作成される文書のこと。
公証人は、遺言や契約などの内容を見聞きし、法令に違反しないかを確認した上で作成する。
養育費をしっかり貰うためにも公正証書を作成しましょう。
公正証書には支払いが滞ったときに、裁判手続きを経ることなく配偶者(元)の財産を差し押さえるなど、強制執行ができる程の効力を持っているのです!
公正証書の力がすごい!
離婚の際に公正証書を作成し、養育費の取り決めをすると、もし相手が養育費の未払いをした場合強制執行され相手の会社の給料から天引きで貰えることになります。
しかもその効力は一定で原則その効力はずっと続きます。
養育費の支払いが滞るたびに、強制執行をする必要はありません。
確かに、多くの場合は離婚協議書を公正証書にしておけば安心です。
公正証書が100%安心できないのはどんな時?
強制執行してほぼ確実に養育費が貰えるわけですが、必ずしも100%ではありません。
以下の場合公正証書を作成しても養育費が貰えない可能性があります。
- 元夫が借金だらけでお金がない
- 元夫の会社が倒産した
いくら払ってもらいたくても相手の生活がままならない場合は養育費はもらえません。
そのため養育費を確実に貰うためには、会社も安定している相手と結婚するべきだったということになります。
養育費を安心して受け取るためにできることがある
子供が20歳になるまでに養育費を払い続けるって結構大変です。
その間に会社が倒産する可能性だってあると思います。
でも子供を育てている母親からしたらそんなこと関係ないですよね!
より公正証書の養育費を安心して貰えることができる方法があります。
それは「養育費の保証人をつける」ことです。
もし養育費を払うべき父親が払えなかった場合、保証人になった相手に請求することができます。
大体が父親の親になるようです。
しかしここにも抜け穴があるのです。
公正証書の保証人の支払いは絶対ではない
養育費が払われなかった場合、保証人に支払いを請求できますが強制執行はできないのです。
よって、保証人が払わなかったら請求しても保証人が突っぱねたらダメだということです。
実は抜け穴がいくつもある養育費問題。
最近では明石市が養育費が未払いになっている親に、養育費の保障をする制度を設け話題になっています。
シングルが増えてきた現在、養育費をしっかり払わせる新たな取り組みができるかもしれません。
まとめ
シングルマザーで養育費なしが8割の現実。
ほとんどが何も決めずに離婚したから貰えていない。
養育費から逃げる父親がいる事実。
養育費を貰うために公正証書は作るべき。
公正証書は保証人をつけよう。
子供を育てるって本当に大変ですね!
元夫はお金出すだけで後は自由なんだからお金くらい払えと言いたいですね(笑)