帝王切開をした場合、忘れてはいけない制度があります。
それは「高額療養費制度」です!
私たちは毎月多額の保険料を払っています。
それは高額な医療費がかかった際に、申請する事で少し戻りがあるためなんですね。
帝王切開は事前に決まっていた場合も、緊急の場合も申請することで限度額を超えたお金が返ってくることがあります。
私も実際に申請しましたので詳しく解説したいと思います( ^ω^ )
高額療養費制度とは?
「高額療養費制度」とは聞いた事だけあるけどよく知らないって人も多いと思います。
私もその1人でした( ;∀;)
高額療養費制度とは、医療機関や薬局で支払った額が、1ヶ月間での上限を超えた際に、超えた金額が後から戻ってくる制度です!
ありがたいですね〜( ;∀;)
ただし、この上限額は年齢や所得により異なりますので注意が必要です。
高額療養費の限度額表
所得区分 | 自己負担限度額 | 多数該当※2 |
①年収約1,160万円以上 (標準報酬月額83万円以上の方) (報酬月額81万円以上の方) |
252,600円+(総医療費※1-842,000円)×1% | 140,100円 |
②年収770万円〜1,160万円 (標準報酬月額53万円~79万円の方) (報酬月額51万5千円以上~81万円未満の方) |
167,400円+(総医療費※1-558,000円)×1% | 93,000円 |
③年収370万円〜770万円 (標準報酬月額28万円~50万円の方) (報酬月額27万円以上~51万5千円未満の方) |
80,100円+(総医療費※1-267,000円)×1% | 44,400円 |
④〜370万円 (標準報酬月額26万円以下の方) (報酬月額27万円未満の方) |
57,600円 | 44,400円 |
⑤低所得者 (被保険者が市区町村民税の非課税者等) |
35,400円 | 24,600円 |
※1総医療費とは保険適用される診察費用の総額(10割)です。
※2診療を受けた月以前の1年間に、3ヵ月以上の高額療養費の支給を受けた(限度額適用認定証を使用し、自己負担限度額を負担した場合も含む)場合には、4ヵ月目から「多数該当」となり、自己負担限度額がさらに軽減されます。
この表を見てもイマイチよく分からないですよね( ;∀;)
そんな方のために、具体的にいくらくらい戻りがあるのか例をご紹介します!
帝王切開で高額療養費はいくら戻る?
年収370万円〜770万円の場合
帝王切開で戻ってくるのは年収によって異なります。
現在帝王切開の手術の費用は健康保険が適用され、地域や医療機関に関わらず22万2000円と一定額になっています。(32週未満の早産の場合は24万2000円)
そのうち3割が自己負担額となります。
「例えば医療費総額が30万で自己負担3割で9万円支払った場合」
90,000円+{80,100円+(300,000円ー267,000円)×0.01}=9,570円
実質の医療費負担額は、90,000円ー9,570円=80,430円となります!
すごく戻ってくるわけではないですが、まあまあ返ってきますよね!
人によっては収入などでほとんど戻りがない方もいます。
もし不安なら電話で問い合わせると良いと思いますよ( ^ω^ )
電話して支払った金額を伝えたら、申請したほうがいいと教えてくれましたよ!
帝王切開の高額療養費の申請はどこにする?
加入している健康保険窓口に申請する
高額療養費は申請が必要なのですが、加入している健康保険で申請場所が異なります。
問い合わせる場所は、お持ちの健康保険証の「名称・所在地」に記載してありますので確認しておきましょう( ^ω^ )
私は「協会けんぽ」に加入しているので記載してある協会けんぽの県の支部に電話して申請書を発行してもらいました!
また協会けんぽはHPから申請書をダウンロードできるので、電話しなくても手に入れることができます。
帝王切開の高額療養費の書き方は?
高額療養費の申請に必要なもの
今回ご紹介する例は、
協会けんぽで夫の扶養になっている私が申請する場合
の申請の仕方をご紹介しますね( ^ω^ )
まず申請書に記入するには用意するものがあります。
- 保険証
- 領収書
- 印鑑
記入するのは基本「被保険者」情報なので、必要な保険証は被保険者の物です。
私はこの時点ではまだ扶養者なので、夫の保険証の番号を記入しました。
保険証のコピーなどは必要ないです( ^ω^ )
印鑑も被保険者のものが必要となります。
高額療養費の書き方は超簡単!
高額療養費の申請は2枚必要です。
電話で頼んだ際に届く用紙は両面に記入するタイプで、1枚に記入します。
記入の仕方は郵送で送られてきた場合には書き方の例が同封されています。
ダウンロードした場合も、書き方の例はHPに記載されているので問題なく記入できますよ( ^ω^ )
表面は、
- 被保険者の名前や住所
- 振込希望の口座
を記入します。
ここでもし私のように受け取りを別の代理人にする場合、代理人となる人の名前と住所と印鑑を押します。
そして裏面は具体的な申請の内容を記入します。
- 病院にかかった人の名前
- かかった病院の名前と住所
- 療養を受けた期間
- 病院に支払った額
などを記入します。
なんてことないです。
超簡単に終わります(笑)
記入漏れがなかったら封筒に入れ、保険証に書いてある住所に送るだけです。
もし近くに組合があれば窓口に持っていくのでもOKです。
高度療養費の支給は約3ヶ月ほどかかると言われていますので、申請は早めにしておきましょう( ^ω^ )
今回私は緊急の帝王切開となっての高度療養費申請となりましたが、事前に帝王切開が決まっている場合は、健康保険限度額申請書を提出することで限度額適用認定証を発行してもらえます。
限度額適用認定証は入院の際に病院に提出することで、退院時に支払う医療費を減らすことができます。
次妊娠した場合私は絶対帝王切開なので、次回は事前に申請しようと思います( ^ω^ )
産後に色々と申請するのは大変ですからね!
帝王切開で民間の医療費も給付が受けられる!
高額療養費の申請も絶対するべきですが、民間の医療保険に入っている方は同時に申請をお勧めします!
私は県民共済に入っていたのですが、11日間の入院と手術で210,000円の給付が受けられ、少しですがプラスになりました( ^ω^ )
最近では、病気で高額な費用が必要になったとしても、健康保険の高額療養費があるため民間の医療保険は必要ないと言われ始めていました。
私は年齢重ねてから渋々(笑)入ったのですが、3年くらい加入してすでに2、3回申請しています。
確実に払っている金額より給付金額の方が大きいです。
必要ないかもと思っていましたが、私は入っていて良かったですね( ^ω^ )
特にシングルマザーになる方は、自分が大黒柱になるわけですから尚更しっかり入った方が良いと思います。
でも家計の負担になるくらいの保険は必要ないでしょう。
もしすでに入っている方も、何年か経つと状況も変わるので定期的にプランを相談すると良いと思いますよ( ^ω^ )
まとめ
高額療養費についてまとめさせていただきました( ^ω^ )
高額療養費って言葉がなんだか難しそうですが、申請自体は超簡単です!
毎月多額の健康保険を払っているので、絶対に申請はしましょう!
今回療養費申請していくら戻りがあったのかも後で追記したいと思います( ^ω^ )